フレー!フレー!のフレーは、英語のhurrayが由来で意味は万歳・愉快です。
この記事では、
・英語のhurrayの語源と意味
・日本で『フレー』が広まった由来
をお伝えしています。
気になる方は、ご覧になって下さい。
フレーフレーの語源と意味
冒頭で解説の通り、『フレー』は英語のhurray、hooray(フレイ)やhurrah (フラー、フロー) が由来となっています。
これらの意味は、万歳や愉快などの意味となります。
では、英語のhurrayの語源はどこから伝わってきたのでしょうか。
フレーフレーの語源
結論から言うと、フレーの語源はモンゴル語です。
13~14世紀、モンゴルがロシアを支配していた時代にモンゴル語のhuraaが、ロシアに入ってロシア語 ura(ура)になっていきました。
14~15世紀には、ドイツ騎士団が当方に植民していた際に支配した際にロシア語のura(ура)が入りました。
そして、17世紀にはドイツ語の hurraは英語圏にも伝わりました。
フレーフレーの意味
モンゴルからhuraaが諸外国に伝わっていきました。
ここで、それぞれの国の単語と意味をまとめていきます。
言語 | 単語 | 意味 |
モンゴル語 | huraa | 雄たけびなどで『うぉぉぉぉ!』 |
ロシア語 | ura(ура) | 万歳 軍隊などで突撃の際の叫び。 |
ドイツ語 | hurra | やったー!、万歳! |
英語 | hurray | 〈歓声〉・わあ 〈応援の声〉・フレー、マンセー、フレー、えいえいおう、弥栄、彌榮 |
英語 | hooray | やんや、得たり、よいやよいや、マンセー、ウラー、フレー、やりー |
英語 | hurrah | 万歳!、フレー |
フレーフレーが日本で広まった由来
日本で『フレー』は、英語のhurrayが由来だと解説していきました。
では、どのような経緯があって日本で『フレー』と使われるようになったのでしょうか。
きっかけは早稲田大学
早稲田大学野球部が、野球チームとして初めて渡米して野球技術とともに持ち帰ってきました。
それがカレッジエールです。
アメリカから帰国後、選手を引率していた安部磯雄が同大学の寄宿生に紹介をしていきました。
アメリカから持ち込まれた応援法は、全員でエールを声高く叫ぶものではなく、応援する学生たちがリーダーの指揮よって、統一されたカレッジフラッグ持って声を揃えてエールを歌うというものでした。
フレーの初披露から波及
日本で最初に「フレー」を使ったのは、1905年です。
1905年の秋、早稲田大学と慶応義塾大学で行われる早慶戦第3回戦で「フレーフレー早稲田」と初めて使われました。
それだけでなく、「フレーフレーフレー早稲田」、「チェヤース、ラ、ラ、ラ、早稲田」などの応援も行われました。
1906年には、この応援を目の当たりにした慶応義塾大学も真似て、当時の早稲田大学の応援隊長だった吉岡信敬が様々な学校に伝えて広まっていきました。