イノセントの意味は、
潔白な状態
のことです。
この記事では、
・イノセントの意味と語源
・イノセントは男性の名前
・イノケンティウスはローマ教皇の名前
についてお伝えしています。
気になる方は、是非ご覧ください。
イノセントの意味と語源
イノセントの意味
イノセントは、英語のinnocentをカタカナで表したものです。
その意味と語源は以下の通りです。
意味 | 語源 |
潔白な、無罪の、純潔な、無邪気な | innocere(ラテン語) |
以上の意味から、音楽のタイトルにつけられていることが多いです。
イノセントの語源
「innocent」の語源は、ラテン語の「innocere」でした。
「innocere」の構成は、in+nocereとなります。
それぞれの意味は次の通りです。
in | 否定 |
nocere | 傷つける、害がある |
傷つける+否定=傷つけないということから、無害が成り立ちます。
そこから、現在使われている意味へと変化してきました。
イノセントは男性の名前
「innocent」は、潔白という意味がありました。
実は、「innocent」はイノケンティウスというラテン語の男性の名前でもあるんです。
また、イノケンティウスという名前は、英語も含めて7か国語で表記されます。
以下が、各言語のイノケンティウスの表記です。
ラテン語 | Innocentius(インノケンティウス) |
英語 | Innocent(イノセント) |
ドイツ語 | Innozenz(イノツェンツ) |
フランス語 | Innocent(イノサン) |
イタリア語 | Innocenzo(インノチェンツォ) |
スペイン語 | Inocencio(イノセンスィオ) |
ロシア語 | Иннокентий / Innokentii(インノケーンティー) |
イノケンティウスはローマ教皇の名前
イノケンティウスは、ラテン語の男性の名前でした。
イノケンティウスは、ローマ教皇の名前としても知られています。
ローマ教皇に選出され、受諾すると名前を決めます。
この名前を付ける習慣は、11世紀頃からだと言われています。
イノケンティウスの名を使った歴代のローマ教皇は以下の通りです。
歴代のイノケンティウス | 本名 | 任期 |
インノケンティウス1世 | ーーー | 401年~417年 |
インノケンティウス2世 | グレゴリオ・パパレスキ | 1130年~1143年 |
インノケンティウス3世 (対立教皇) |
ランツォ・ディ・セッツァ | 1179年~1180年 |
インノケンティウス3世 | ロタリオ・ディ・コンティ | 1198年~1216年 |
インノケンティウス4世 | シニバルド・フィエスキ | 1243年~1254年 |
インノケンティウス5世 | ピエール・ド・タランテーズ | 1276年1月21日~1276年6月22日 |
インノケンティウス6世 | エティエンヌ・オベール | 1352年~1362年 |
インノケンティウス7世 | コジモ・デ・ミリョラーティ | 1404年~1406年 |
インノケンティウス8世 | ジョヴァンニ・バッティスタ・チーボ | 1484年~1492年 |
インノケンティウス9世 | ジャン・アントニオ・ファッキネティ | 1591年10月29日~1591年12月30日 |
インノケンティウス10世 | ジョヴァンニ・バッティスタ・パンフィーリ | 1644年~1655年 |
インノケンティウス11世 | ベネデット・オデスカルキ | 1676年~1689年 |
インノケンティウス12世 | アントニウス・ピニャテッリ | 1691年~1700年 |
インノケンティウス13世 | ミゲーレ・アンジェロ・コンティ | 1721年~1724年 |