尾頭橋の読み方は、
おとうばし
です。
この記事では、
・尾頭橋の読み方の説
・尾頭橋の由来
についてお伝えしています。
気になる方は、是非ご覧ください。
尾頭橋の読み方の説と位置図
冒頭でお伝えしたとおり、尾頭橋の読み方は「おとうばし」です。
尾頭は、 「おがしら」から「おとう」へと変化したという説があります。
都道府県 | 愛知県 |
市町村 | 名古屋市中川区 |
郵便番号 | 454-0012 |
尾頭橋は、1~4丁目まであります。
また、堀川に架る名古屋市中区と中川区を結ぶ橋の名称もあります。
尾頭橋の由来
尾頭橋の由来の概略は以下の通りです。
尾頭橋とういう地名の由来 | 寛文5年に架けられた尾頭橋 |
寛文5年に架けられた 尾頭橋の橋の名前の由来 |
堀川の対岸の尾頭町(名古屋市熱田区) |
尾頭町の由来 | 1.源義次の居城跡
2.カラスの頭に地形が似ていること 3.蛇の尾と頭 |
それぞれ解説していきます。
尾頭橋(地名/橋梁)の由来
地名としての尾頭橋の由来は、寛文5年に架けられた尾頭橋です。
「即ち、佐屋街道の往還橋なり、町の名を取りて如此唱(かくのごとくとな)へり」と尾張藩郷土資料「張州府志(ちょうしゅうふし)」に記述。
出典:中川まちなか博物館「佐屋街道と尾頭橋」
寛文5年に架けられた尾頭橋にちなんだ地名ということがわかります。
尾頭橋の橋の名前の由来は、堀川の向こう岸にある名古屋市熱田区の尾頭町です。
尾頭町(名古屋市熱田区)の由来
尾頭町の由来は諸説ありますが、
- 蛇の尾と頭
- 源義次の居城跡
- カラスの頭に地形が似ていること
の3つの説が有名です。
蛇の尾と頭
道場法師が誕生した際、神秘的な力を持っている蛇が首筋に巻き付き、尾と頭が並んで後ろにで倒れたという言い伝えがありました。
このことから、道場法師が奈良元興寺の分院として願興寺建立の際に、山号を「尾頭」と付けました。
- 願興寺
住所 | 愛知県名古屋市中川区牛立町2丁目62 |
人物 | 日本霊異記に登場 |
出身 | 尾張国愛知郡 |
時代 | 飛鳥時代 |
源義次の居城跡
源義次は、土御門天皇の命により当時紀伊国で問題となっていた盗賊の鬼党を討伐しました。
その功績により、現在の尾頭橋・古渡・金山などの広い領地を与えられました。
幼い頃から豪腕で知られていた義次は、道場法師の逸話にちなみ、尾頭次郎義次と名乗って居城しました。
廃城後もこの一帯を「尾頭」と語り継がれました。
別名 | 尾頭義次、鬼頭義次 |
父 | 源為朝 |
時代 | 平安時代後期 |
カラスの頭に地形が似ていること
烏の頭に似た地形のため、烏頭の里と呼ばれていました。
烏頭から尾頭に呼び方が変化しました。